治療薬が効かない耐性インフルエンザウイルスの感染源

インフルエンザは一昔前には安全に誰にでも使える手軽な治療薬がありませんでした。しかし、ノイラミニダーゼ阻害薬を代表として有効性の高い治療薬が開発されたことにより、インフルエンザ治療薬を使って治療を行っていくというのが標準的になっています。インフルエンザは飛沫感染による感染症であり、感染源となるのは基本的には人です。鳥インフルエンザなどの認識が広まったことによって動物が感染源となる危険も知られるようになりましたが、一般的な人が懸念すべき感染源はあくまで人であるという認識が重要でしょう。人から人へを感染を続けていくことで、ウイルスはいわばその生命を長らえていくことになります。インフルエンザ治療薬の広まりによってこういった感染の拡大も抑えられる用になってきましたが、治療薬が効かないという事例も見られるようになってきました。ウイルスはその増殖の過程で治療薬に対する耐性を獲得する場合があるからです。耐性を獲得したウイルスには治療薬が効かないため、治療薬によって回復してきた患者から他の人に感染する可能性がたかまります。そして新たに増殖した耐性ウイルスが感染を繰り返していくことにより、治療薬が効かないウイルスが広まってしまうという状況が起こってきているのです。こういった耐性ウイルスを広めないために重要なのは完治するまで人と接触しないことを患者が心がけることです。症状がおさまってから二日間程度はウイルスを体内に保持していることから感染源となる可能性があります。その際に体内に残っているウイルスは耐性を獲得している可能性が比較的高いため、このタイミングで感染源となると耐性菌を広めてしまう可能性が高くなってしまうのです。

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